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茶道百字辞典
2016年4月29日金曜日
五徳蓋置 ごとくふたおき
五徳形の蓋置。
七種蓋置の一つ。
珠光に始まると伝えられる。
飾る時は爪を上にして置き、柄杓を引いたり、釜の蓋を置く時は、輪を上にして用いる。
釣釜・透木釜など炉中に五徳を用いない時および切り合せの風炉などにも用いる。
2016年4月22日金曜日
服加減 ふくかげん
濃茶・薄茶とも、客により茶により、程よく加えまた減らすこと。
濃茶は濃く泡立たず塊もなきように、薄茶は薄い目とするが、客により茶老ならば濃い目に、初心の人には薄く点てるなど、客によって良いように点てることが肝要である。
2016年4月15日金曜日
芝山監物 しばやまけんもつ
戦国時代の武将で利休七哲の一人。
信長の後、秀吉に仕えて御咄衆となる。
天正九年
(*1)
二月十九日に山上宗二や津田宗及らを招いたのが茶会の初見。
長次郎作の「雁取
(*2)
」を所持したことや、監物宛の利休書状なども伝存する。
芝山型手水鉢の所持でも知られる。
*1 1581
*2
がんどり
2016年4月8日金曜日
御本 ごほん
高麗茶碗の一種。
御本とはお手本のことで、日本から朝鮮にお手本である切形を送って釜山窯などで作らせたもの。
古田織部や小堀遠州などの切形が名高い。
土の関係で肌の所々に赤みのある斑点が見られ、これを「御本が出た」ともいう。
2016年4月1日金曜日
灰吹 はいふき
煙草盆に付属する竹筒で、煙草の吸いがら落し。
竹を使用するのが約束であり、正式には青竹を用い、一会ごとに新しく取り替えるが、取り合わせによっては、白竹を用いることもある。
口径一寸五分
(*1)
、高さ四寸五分
(*2)
が、通常の規定寸法である。
*1
約
4.5
センチ
*2
約
13.5
センチ
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