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茶道百字辞典
2015年10月30日金曜日
琴棋書画図 きんきしょがず
漢画画題の一つ。
中国において高士の遊技とされるに至った琴・棋・書・画の四芸を嗜む姿を描いたもの。
日本でも室町時代から知られ、なお勧戒
(*1)
画的な意味をもってくる。
狩野派をはじめ雲谷・海北各派によって多く制作された。
*1
かんかい
=
善を勧め、悪を制すること。
2015年10月23日金曜日
雲脚茶会 うんきゃくちゃかい
簡略粗末な茶会をいう。
『看聞御記
(*1)
』に「台所において雲脚茶会これを始む。侍従局女、地下男ども済々相交わる。順事なり。これ毎年の儀なり」とあるように、地下衆
(*2)
が加わって催される略式の順事茶会であった。
台所雲脚とも称される。
*1
かんもんぎょき 後崇光上皇の日記
*2
じげしゅう
2015年10月16日金曜日
六窓庵 ろくそうあん
東京国立博物館園内の茶室。
もと奈良の興福寺慈眼院に建てられた金森宗和好の茶室。
明治
8
年に博物館が購入、解体輸送中に伊豆で船が難破したが、幸い解体材は流失をまぬがれ、館の後苑に再建することが出来たという。
三畳台目で六窓を具えている。
2015年10月9日金曜日
世尊寺流 せそんじりゅう
藤原行成
(*1)
の書流。
この称は行成が長保
4
年
(*2)
にその邸内に世尊寺を建立したのに因む。
行成は和様書体の大成者であり、草仮名などを主体とする行成様式がその子孫を中心として伝えられた。
鎌倉時代までその全盛がうたわれた。
*1
ふじわらのゆきなり
(972 – 1027)
*2 1002
2015年10月2日金曜日
三田焼 さんだやき
摂津国
(*1)
三田の青磁。
寛政
11
年同地の富商
神田惣兵衛が、陶工
内田忠兵衛の青磁焼成の悲願にほだされ天狗ヶ鼻に二基の登窯を築いたのにはじまる。
有田からも陶工を招き、文化初年には青磁の試焼に成功した。
天龍寺青磁風の暗緑色の釉が特色。
*1
せっつのくに
=
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