2008年6月27日金曜日

名物 めいぶつ

古来よりすぐれていわれのある茶道具のことをいう。

利休以前、足利義政の頃のものを大名物(*1)、利休時代に知られてものを名物、小堀遠州が選定したものを中興名物(*2)と称する。

他に八幡名物(*3)・千家名物(*4)など種々ある。

*1 おおめいぶつ
*2 ちゅうこうめいぶつ
*3 やわためいぶつ
*4 せんけめいぶつ

2008年6月20日金曜日

金森宗和 かなもりそうわ

天正12年〜明暦2年(1584-1656)。

飛騨高山城主 金森可重の長男。

名は重近、号は宗和。

その茶風は『姫宗和』といわれ、特に公家の茶湯に貢献するところが大きい。

陶工 野々村仁清を指導し、優美な作品を作らせた。

2008年6月13日金曜日

津田宗及 つだそうきゅう

?〜天正19年(1591)。

安土・桃山時代の茶匠、商家。

屋号 天王寺屋。

父 宗達から紹鴎流の茶を学び、和歌・聞香・刀剣の目利きなどにも長じていた。

織田信長・豊臣秀吉の茶頭(*1)となる。また、北野大茶湯には利休と共に指導役となった。

*1 さどう

2008年6月6日金曜日

琳派 りんぱ

尾形光琳(*1)の『琳』の字をとって名付けられた画派の一つ。

江戸初期の本阿弥光悦(*2)・宗達(*3)に始まり、同中期の光琳・乾山(*4)を経て酒井抱一(*5)に至る。

装飾画派の名で呼ばれ、工芸の分野にまでも及び、日本美術の本流に位置する。

*1 おがたこうりん
*2 ほんあみこうえつ
*3 そうたつ
*4 けんざん
*5 さかいほういつ