2007年9月28日金曜日

藤袴 ふじばかま

秋の七草の一つ。古名 あららぎ。

キク科の多年草で草丈は約1メートル。

中国原産で、奈良時代に渡来し、薬として用い、昔は茎葉の半乾品を匂袋や入浴料などにした。

名前は、花が藤色で、弁のつつを袴に見立てたことに由来する。

2007年9月21日金曜日

松平不昧 まつだいらふまい

寛延四年〜文政元年(1751-1818) 。

名 治郷(*1)。

出雲松江藩七代藩主。

不昧流の祖。

茶湯は幼少時より親しみ、遠州流や南坊流も学んで茶禅一味の精進に励んだ。名物の大収集をなし「雲集名物帳(雲集蔵帳)」(*2)の名で知られる。

*1 はるさと
*2 うんしゅうめいぶつちょう(うんしゅうくらちょう)

2007年9月14日金曜日

香雪美術館 こうせつびじゅつかん

伊勢の出身で、朝日新聞社経営、社主の村山龍平(香雪)が生前に収集した美術品を展観した美術館。

昭和四十八年に、香雪四十年祭を記念して神戸市東灘区に開館。

所蔵品には書画・茶道具・彫刻・刀剣などがある

2007年9月7日金曜日

燕庵 えんなん

京都藪内家(*1)の代表的な茶室。

織部が大阪へ出陣の折、薮内紹智(*2)に譲った京屋敷の茶室。

三畳台目で客座と二枚襖(*3)で隔てる相伴席(*4)を設けている。

窓は全部で十を数えるが、こうした茶室の多窓化は織部の好みをよく表している。

*1 やぶのうちけ
*2 やぶのうちじょうち = 藪内家一世
*3 ふすま
*4 しょうばんせき