2020年1月3日金曜日

鶴玉子香合 つるたまごこうごう



 鶴の玉子を半割にして内側を漆で補強して蓋とし、身は鎌倉彫風に一閑が細工している。

現存するものは、鶴玉子の内側に如心斎(*1)の花押があり、身は破損のため12代一閑が補いこれを極め、碌々斎(*2)の追銘で「千代の友」とあるものがある。


*1 じょしんさい = 表千家不審菴7世家元

*2 ろくろくさい = 表千家不審菴11世家元