2017年7月21日金曜日

丸太舟花入 まるたぶねはないれ



宗旦好。 


元伯宗旦が京都の西、嵯峨へ行った時、嵐山の麓を流れる大堰川(*1)に浮かぶ筏を見て、初めて切ったのがこの丸太舟と伝えられている。

 竹舟には蔓も鎖ではなく、感じの柔らかな藤蔓になっている。




2017年7月14日金曜日

間合紙 まにあいがみ



間似合紙とも書く。

広く長い形に漉いて、半間(*1)の間(*2)に合う紙という意味で、屏風や襖または畳の大きさに合うように漉いた鳥の子紙の一種。

古来、摂津国有馬郡塩瀬村や越前が名産地である。

大きさは品種によって多少異なる。


*1 はんげん

*2

2017年7月7日金曜日

泥絵 でいえ



漆器の面に金銀泥をもって絵を描いたもの。

漆が乾く寸前に水で溶いた金銀泥で文様を描き、その水分が蒸発すると泥はしっかり固着する。

正倉院宝物中にある金銀泥絵は泥を膠(*1)で溶いた普通の泥絵だが、この手法は尾形光琳の作品にだけ見られるものである。


*1 にかわ

2017年6月30日金曜日

瑞穂流 みずほりゅう



茶道流派の一つ。

紀州日高の城主 玉置権頭に始まるという。

この16(中興2)玉置一成の著に『茶道要鑑』がある。

 安政2(*1)和歌山の大火にあい、すべてを失ったといわれる。

一子相伝、ほかに教授もしないので埋もれたに近い。


2017年6月23日金曜日

義山 ぎやまん



義山は当て字。

ガラス製の器をいう。

ポルトガル語のダイヤモンドから点じた語で、彫刻を施したガラス製品をギヤマン彫りとよんだところから、19世紀以降ガラス製品一般をさすようになった。

水指や、向付・菓子鉢などの懐石用具に用いられる。

2017年6月16日金曜日

手柄 てがら



人から賞賛されるような技量や功績。

主として茶湯における趣向や道具組などで優れた働きをすることをさす。

室町後期から江戸初期まで、茶湯者や数寄者が先例にこだわらず茶湯をしていた時期には、茶湯における功績や実績がその人物の評価となった。

2017年6月9日金曜日

直書 じきがき



器物の箱蓋の表裏や側面、また、器物自体の表面や底裏、茶碗の高台際などに、墨あるいは漆で直接施した書付をいう。

これにより作者・制作地・銘・伝来の由緒などが判定できる。

器物の所有者・茶人・家元・宗匠などのものが最も尊ばれる。


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