2019年9月13日金曜日

唐破風 からはふ



破風の一種。

中央が起(*1)り、左右両端部が反っている破風。

その反曲点に茨(*2)と称する突起を付ける場合と付けない場合がある。

中央部に取り付けられた懸魚(*3)は、特に兎毛(*4)通しという。

厨子(*5)に多く用いられ、建築物では玄関・門などに設けられる。

*1 むく
*2 いばら
*3 げぎょ
*4 うのけ
*5 ずし





2019年9月6日金曜日

桟竹 えつりだけ


草屋根の葺き下地に用いる竹のこと。

これを縄で簀子(*1)状に編んで垂木の上に並べる。

桟には古くは蘆(*2)を用いたことが『日本書紀』にもみえる。

また、壁下地の小舞を取り付けるやや広幅の竹、すなわち間渡し竹も「えつり竹」という。

*1 すのこ

*2 あし

2019年8月30日金曜日

挿花 そうか



花法の一種。

立華の発達により、真・行・草の花法が説かれ、この草の花法が挿花の称を起こしたらしい。

東山時代から船の花入なども用いられ、自然の風を追う投入れ花が好まれたのに因む。

やがて茶席の数寄の花として工夫され、むしろ生花の称が普遍した。


2019年8月23日金曜日

煎り酒  いりざけ



なますの掛け汁に酒を用いる場合に、酒に火を通しておくと柔らかな味覚となる。

種を抜いた梅干しを琺瑯(*1)鍋か土鍋に入れて日本酒を加え、弱火で煮詰めて冷やし、裏ごししておく。

食塩・醤油・出汁・煮切味醂(*2)などにこれを加え煮立たせて味を調える。



*1 ほうろう
*2 みりん