2017年12月8日金曜日

織部瓦 おりべがわら



織部焼の敷瓦。

釉掛かりを手前にして用いる。

佐久間将監が大徳寺寸松庵の庭の花壇に織部焼で作った瓦を、如心斎宗左が鉄の丸風炉に敷き、与次郎作の大阿弥陀堂釜に取り合わせ、名残の時期に用いたのがその始まりである。

寸松庵伝来のものが有名。


2017年12月1日金曜日

加賀蒔絵 かがまきえ



江戸時代に加賀藩領内で作られた格調高い蒔絵。

加賀藩主前田利常は自国産業発展のため、寛永年間に京都より五十嵐道甫とその子喜三郎を、江戸より椎原市太夫を招聘した。

彼らはこの地に移住し、子孫代々前田家に仕え、加賀蒔絵の発展に貢献した。

2017年11月24日金曜日

客振り きゃくぶり



客の挨拶から動作などを総合して、客振りが良いなどという。

一会の成否は主と客の心通うところから決まるといえる。

技量・働きなど、主の心尽くしを受け止めて、それによく応えられるのを客振りがよいという。

主はその日の客次第ともいわれる。

2017年11月17日金曜日

主茶碗 おもちゃわん



本来は一会の茶事では、濃茶を一同が一碗を分け合って飲むのが本旨である。

しかし、大勢になると一碗では無理という時もあり、重茶碗または替茶碗とする場合もある。

そのような時に最初正客の飲む茶碗をこのようにいう。

薄茶の時も同様である。

2017年11月10日金曜日

灯心 とうしん



灯具に用いる芯。

灯油に浸して火をともす。

通常、イグサ科の多年草である細藺(*1)を蒸して皮を裂き、茎(*2)の白色紐状を取り出して芯に用いる。

灯具に使用する本数は、必ず奇数を原則とし、席の大小、月夜か暗夜かなどによって増減する。

*1 ほそい
*2 なかご

2017年11月3日金曜日

御伽衆 おとぎしゅう


戦国末期から江戸初期にかけての役職。

貴人や大名に近侍して、座興の話題を提供するもので、多くはいくさ体験の豊富な武士や浪人、博学多識で話術に巧みな者、茶湯者などが任ぜられた。

秀吉の晩年には三十数名が知られ、古田織部も当初はその一人であった。

2017年10月27日金曜日

練上志野 ねりあげしの


志野焼の一種。

練込志野ともいう。

鉄分を多量に含み焼成後に黒もしくは赤く発色する土と、そうでない土とを練り合わせ、いわゆる墨流状斑状に胎土を発色させる。 

16世紀末期の茶碗と水指に実例がある。

練り上げの古い技法は中国陶磁に源流がある。