2021年5月28日金曜日

多聞院日記 たもんいんにっき

興福寺の学侶の多聞院英俊法印の日記。


刊本5冊。


原本は散逸し写本が興福寺に残っている。


当代の社会経済資料としても珍重されるが、茶湯に関する資料も豊富である。


茶器・茶湯座敷にも及んでいる。古田織部が茶湯名人と記されている。


2021年5月21日金曜日

仁清信楽 にんせいしがらき


野々村仁清の作品のうち、信楽風な作品を特にこう呼ぶことがある。


仁清が信楽に赴いて製作したのではなく、粟田口(*1)などに伝わる信楽写の技法を習得し、黒谷土に砂を混ぜたりして製作したものかと推察されている。


作品には水指・花入などがある。

 


*1 あわたぐち

2021年5月14日金曜日

甘露煮 かんろに


水飴を加えた煮汁で、汁がなくなるまでとっくりと煮込む。


「飴炊き」ともいう。


鯉・焼鮒(*1)・焼鯊(*2)などのほか、栗・イチジクなども好まれる。


便法として、飴を用いずに砂糖ばかりで煮込み、仕上がりに味醂(*3)で味を調えることもある。

 


*1 やきぶな

*2 やきはぜ

*3 みりん

 

2021年5月7日金曜日

漢画 かんが


室町時代を主として、土佐派などの大和絵に対して、宗元画に倣って描かれた水墨画をいう。


通常如拙をその祖とし、周文を経て雪舟等揚で頂点に達し、桃山時代に狩野永徳・長谷川等伯・海北友松らが装飾性を加えた障屏画を描いた。