2013年12月27日金曜日

竹屋町裂 たけやまちぎれ



名物裂の一種。

茶・萌黄・紺色などの紗の地に平金糸で文様を織り出したもの。

元和年間(*1)堺に来た中国明人から、銭屋・松屋の両人が織法を伝授され、京都竹屋町で渡来品に劣らぬものを織り出したと伝える。

表装裂として珍重されている。

*1 1615-1624


2013年12月20日金曜日

嘉納鶴庵 かのうかくあん


文久2年-昭和26(*1)

奈良県生れの実業家。

灘の銘酒白鶴醸造元の嘉納家の養嗣子となり、治兵衛を称し、鶴堂・鶴庵と号した。

茶湯は石州流を学ぶ。

中国銅器・銀器・陶器の蒐集に努め、白鶴美術館を創設した。

自邸に月兎席などの茶席を構えた。



*1 1862-1951

2013年12月13日金曜日

福岡市美術館 ふくおかしびじゅつかん


1979年に福岡の都心にある大濠公園内に開館。

旧福岡藩主黒田家の貴重な資料、電気王松永耳庵翁蒐集の茶道具や仏教美術を中心とした松永コレクションなどを多数展示。

重文の仁清作吉野山図茶壺など14千点を超える収蔵品がある。

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2013年12月12日木曜日

袖型石灯籠 そでがたいしどうろう


石灯籠の一種。

全体の形が振袖に似るところからこの名がある。

他に、鰐口(*1)灯籠ともいう。

中央の凹部に釣燈籠を下げるようになっている。

江戸時代前期に庭灯籠として案出されたものである。

修学院離宮の下の御茶屋の池畔にあるものがよく知られている。

*1 わにぐち



2013年11月29日金曜日

昭和美術館 しょうわびじゅつかん


名古屋の実業家の後藤幸三が蒐集した茶道具類の美術品を展示。

重要文化財3点を含む館蔵品の8割が茶道具に関するもの。

敷地内には昭和10年にこの地に移築された裏千家11世玄々斎の実兄、渡辺兵庫規綱(又日庵)の捻駕籠の席と書院がある。


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