2016年6月24日金曜日

礼拝石 らいはいせき


単に拝石(*1)ともいい、庭内から仏堂・社殿、あるいは日の出などを遙拝(*2)するために据えた大形の平石。

庭内に三尊石、三神石、守護石などを立てた時、これを礼拝する含みで据えた石についてもいう。

庭の要となる位置にあることが多い。


*1 おがみいし

*2 ようはい

2016年6月17日金曜日

丸香台 まるこうだい


元来は香炉を載せる板であったが、今日では花入を載せる板に用いられている。

直径31.8センチ、厚さ1.4センチの板で、端がわずかに膨らんで太鼓胴のようになっている。

桐黒掻合塗の利休形をはじめ、色々な宗匠方の好みものがある。


2016年6月10日金曜日

本法寺 ほんぽうじ


京都市上京区小川通寺ノ内上ルにある日蓮宗寺院。

江戸時代には紀伊徳川家の保護を受け、本阿弥家の菩提所であった。

天明の大火(*1)後、本堂や開山堂・多宝塔・仁王門・客殿・庫裏などを再建。

書院前にある三つ巴庭園は本阿弥光悦の作として著名。



*1 天明八年(1788)

2016年6月3日金曜日

真竹 まだけ


竹の一種。

中国原産といわれ、全国各地に自生している。

建築材・庭園材料・竹細工などに適し用途は広範である。

茶庭にはなくてはならない用材で、竹垣、茶席や待合の樋、塵穴や懐石の箸、引切の蓋置などに用いられる。

太めのものは花入に切って用いられる。