2009年8月28日金曜日

洛中洛外図 らくちゅうらくがいず

京都の洛中(市街)、洛外(郊外)を描いた屏風絵図。

俯瞰(*1)構図で、雲霞(*2)により場面を分節した大画面屏風形式の大作が多い。

室町時代末期より盛んとなる。

美術史上の価値はもちろん、当時の風俗や建築を知る上でも重要な資料である。

*1 ふかん=高い所から見下ろした状態
*2 うんか=雲や霞の模様