2022年8月12日金曜日

遺偈 ゆいげ


禅院の用語。

死に臨んで、自らの一生を総括する、漢語の詩。

四字四句、または五字四句が基本。

辞世、絶筆ともいう。

真蹟の現存するものも多く、墨蹟として尊重される。

中国では無準師範(*1)、日本では円爾弁円(*2)のものなどがその典型。

*1 ぶじゅんしばん=(1177~1249)
*2 えんにべんねん=(1202~1280)