2019年12月20日金曜日

桶茶 おけちゃ


 江戸末期から大正時代頃にかけての飲茶風俗。

直径・高さ20センチ位の桶に、番茶の煎じ汁に塩で味付けして、簡単な茶筅で攪拌し泡を点てて飲む。

日本各地に見られたようだが、特に山間の畦畔(*1)茶などで自家用の茶を作って飲むことのできる地方に多かった。



*1 けいはん = 水田に流入させた用水が外にもれないように、水田を囲んで作った盛土等の部分のこと。