2018年6月15日金曜日

洞床 ほらどこ



塗回床(*1)ともいわれる。

床の前面に袖壁を付け、落とし掛けも床柱も用いないで塗り回したもの。

床材は地板を用いて踏込床とする場合が多い。細川三斎は「洞床は利休が一畳半より仕出し候」(*2)と記しているから、利休時代までさかのぼると思われる。

*1 ぬりまわしどこ
*2 『細川三斎御伝受書』