2013年5月3日金曜日

大津袋 おおつぶくろ



棗を濃茶に使用する場合、それに添う仕覆がない時に用いる袋。

紫縮緬(*1)の袷仕立て(*2)で、両方の耳がそのまま結び手となり、大小の棗に適応する寸法にできている。

利休の妻宗恩が、大津から京へ送る米袋にヒントを得て仕立てたものと伝えられる。

*1 むらさきちりめん
*2 あわせじたて