2012年5月25日金曜日

貴人口 きにんぐち

躙口(*1)に対して障子を建てた特に身分の高い客のための出入口である。

一般に、引き違いの腰付障子二枚を建てるが、高さは五尺七寸が通例で、昔はそれよりも低い寸法でつくられている。

大徳寺聚光院枡床の席には、四尺二寸五分という低い実例をみる。


*1 にじりぐち