2016年2月19日金曜日

本間美術館 ほんまびじゅつかん


山形県酒田市に所在する。

建物は酒田の富豪本間家の別邸(江戸後期の作)で、昭和22年に美術館として公開された。

更に同43年新館が建てられる。

主な蔵品は「藤原定家消息」や「蒔絵二重短刀箱」の重要文化財をはじめ、重要美術品の「井戸茶碗」などがある。


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2016年2月12日金曜日

楽美術館 らくびじゅつかん


昭和5111月に楽家に隣接して京都市油小路中立売上ルに設立された。

平成23年に公益財団法人となる。

楽家は初代長次郎以来四百年にわたり作陶生活を続けられているが、そこに伝わる楽焼の陶芸品を中心に、その関係古文書なども公開されている。


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2016年2月5日金曜日

藩窯 はんよう



江戸時代に藩主によって経営された御用窯。

藩主の御用や、将軍家あるいは他藩主への贈答用として使われた。

城内で焼かれた趣味的な小規模な窯は、御庭焼とも呼ばれた。

代表的なものに黒田家の高取焼、島津家の薩摩焼、紀州徳川家の男山焼などがある。



2016年1月29日金曜日

豊公井戸 ほうこういど



名水の一つ。

京都北野天満宮の楼門下の東側にある。

天正15(*1)10月朔日、北野大茶会の当日に秀吉が点茶に使ったと伝えられている。

昭和1210月朔日の昭和北野大茶湯にはこの井戸を取り込んで、本席の天正舎が設けられた。

2016年1月22日金曜日

越前窯 えちぜんよう



福井県丹生郡織田町・宮崎村付近に点在する古窯群。

須恵器を母体として生まれ、壺や鉢などが主な遺品である。

鎌倉時代初期は穴窯で焼かれ常滑焼と区別しがたい。

室町時代のものは特徴ある刻文や押印があり、江戸時代にかけてはお歯黒壺が多く焼かれた。

2016年1月15日金曜日

佗助椿 わびすけつばき



花名。

佗介椿とも書く。

椿科の常緑喬木。

佗助宗全と称した笠原宗全が愛用した椿であるところからこの名があるという。

椿の中では最も小輪。

開花期は3月から4月。

葉も他に比べると小形で細い。

主な種類に数寄屋佗助・太郎冠者などがある。


2016年1月8日金曜日

三方 さんぼう



神仏や貴人に物を供するのに、また儀式のときに物をのせるのに用いる台。

白へぎの方形の折敷を方形の足に重ね付けたもので、足の三面(前と左右)に刳形の孔が穿たれている。
 
四面にあるものは四方と称する。

茶湯では床の熨斗飾りなどに用いられる。