2011年3月25日金曜日

喜左衛門井戸 きざえもんいど

国宝。大名物。大井戸茶碗。

難波の町人竹田喜左衛門が所持していたのでその名がある。

後に、松平不昧の所有となるが、古来これを所持する者は腫物を病むといわれており、不昧の夫人が大徳寺の孤篷庵に寄進したと伝えられる。

2011年3月18日金曜日

経筒 きょうづつ

写経を経塚に埋納するための円筒、または六角形の容器で、宝塔形の蓋が添っている。

銅製・金銅製・鉄製・陶製のものがあり、筒身に年紀銘文や仏像を刻んでいるものもある。

経筒は追善供養などの茶会に花入として用いられる。

2011年3月4日金曜日

洞庫 どうこ

茶室の点前畳から亭主が座ったまま道具類の出し入れができるよう勝手付に仕付けられた押し入れ式の棚。

道幸という人の考案ともいわれ、道古・道幸・堂庫・道籠とも書く。

元来、老人などの立居不自由な者が使用する。

2011年2月25日金曜日

法論味噌 ほろみそ

南都名物の味噌。

焼き味噌にゴマ・麻の実・クルミ・サンショウなどを切りまぜて乾燥したなめ味噌。

元興寺(*1)護命僧正の創始と伝えられる。

元興寺は飛鳥寺とも呼ばれ、その付近で製されたので飛鳥味噌ともいう。

初期茶会の料理に多く見られ、近世には奈良の土産物として有名。


*1 がんごうじ

2011年2月18日金曜日

鳩杖 きゅうしょう

頭に鳩の形をつけた杖。

昔、朝臣の慰労のため八十歳の高齢に達すると帯杖を許され、特に鳩杖を下賜された。

”鳩”と”八十(はと)”を通わせて鳩の祝ともいう。

裏千家では高齢者に労りの意で家元が鳩杖の絵の扇面を贈る。

2011年2月11日金曜日

石井の水 いしいのみず

名水の一つ。

京都下京区西塩小路石井町の水薬師にあったが、現在は埋められている。

水薬師の水ともいわれた霊泉で、平清盛の熱病を冷やしたという伝説で名高い。

希薄なからみを帯びることがあることからそのあたりを塩小路というようになった。

2011年2月4日金曜日

青海波 せいかいは

古来より使用されている著名な文様の一種。

半円形の同心円紋を積み重ねた波形紋。

雅楽「青海波」の舞人の衣服に染められているところから出た名称で、陶磁器・染織品・漆器などの文様によく使われている。