2009年7月17日金曜日

逾好日記 ゆこうにっき

姫路侯 酒井宗雅(*1)による茶会記 三冊。

姫路城・江戸邸及び旅中の自会記である。

内容は懐石料理にまで及んでいる。

逾好の名は、酒井宗雅の江戸邸の茶室逾好庵からきている。

ちなみに酒井宗雅の弟は画家の酒井抱一(*2)である。

*1 さかいそうが
*2 さかいほういつ

2009年7月10日金曜日

西芳寺 さいほうじ

京都市右京区松尾に在る古刹。

臨済宗西芳寺派本山。

「苔寺」の名で世に知られている。

天平年中に行基(*1)が創建し、弘法大師(*2)の行道も知られる。

のち衰微したが、夢窓国師(*3)が再興した。西芳寺内、湘南亭(*4)に千少庵が隠居したという。

*1 ぎょうき
*2 こうぼうだいし
*3 むそうこくし
*4 しょうなんてい

2009年7月5日日曜日

狩野派 かのうは

足利将軍義政の東山山荘に参仕した狩野正信(*1)を元祖とし、将軍家絵師として発展、桃山から明治時代まで続いた画壇最大の流派。

正信の子の元信(*2)が唐絵を和風化し、それに大和絵の古法を加え、狩野派の典型を確立した。

*1 まさのぶ
*2 もとのぶ

2009年6月26日金曜日

不二山 ふじさん

本阿弥光悦作の楽茶碗。国宝。

その白釉と黒及び鼠色の火変わりの釉景から雪を戴く富士山とみての銘とも、無二の出来という意からの銘ともいう。

光悦の娘が嫁入りの際、振袖裂に包んで持参させたので『振袖茶碗』とも呼ばれた。

2009年6月19日金曜日

物見の石 ものみのいし

露地に配置する飛石の一つ。

普通の石よりも扁平で大振りのものを用いる。

この石から露地の風景や茶室の扁額(*1)などを眺め賞するので、この名がある。

それ故に、別名を「額見の石(*2)」ともいう。

*1 へんがく
*2 がくみのいし

2009年6月12日金曜日

川上不白 かわかみふはく

享保元年〜文化四年(1716-1807)。

不白流開祖。

茶匠を志し、如心斎のもとに参じ、大徳寺大龍和尚に参禅。

25歳の時に七事式の創案に参画、32歳で江戸に住し千家茶道の普及につとめ、一流を許され江戸千家を称した。

2009年6月5日金曜日

本能寺文琳 ほんのうじぶんりん

漢作唐物文琳茶入。大名物。

別名『朝倉文琳』『三日月文琳』。

もと朝倉義景の所持。「三日月」の名は弦月状の釉抜けがあることから名付けられた。

その後織田信長に伝わり、さらに本能寺に寄進されたのでこの名がある。